便秘の原因はタイプごとに違う!原因に応じた対策を

調べる女性
2017.5.12

便秘に悩まれている方はたくさんいらっしゃいます。

厚生労働省が実施した「平成25年国民生活基礎調査」における便秘の有訴者率(自覚症状を訴える人の割合)は、男性4.0%、女性5.9%でした。
便秘症の有病率は成人の約14%を占め、実に日本人7〜8人に1人が便秘の症状に悩んでいることになります。

中でもたくさんの人が悩まされているのは、腸の機能に変調をきたしたことで起こる便秘、「機能性便秘」です。

 

機能性便秘のタイプごとの便秘対策を行いましょう

起床する女性

「なんとなく身体が重だるく感じる…」
「最近なんだかイライラしがちで…」
「妙に肩が凝っているような気が…」

などのように、ただ「お通じがない」だけではなく、不快感も感じる、というタイプが「機能性便秘」です。

機能性便秘は、さらに「弛緩性便秘」、「直腸性便秘」、「けいれん性便秘」の3タイプに分けられます。

3タイプごとに、それぞれ原因が異なります。
便秘の原因が異なれば、対策方法も異なります。

便秘になる原因を把握して、便秘にならないための予防対策を行いましょう!

「弛緩性便秘」の原因と対策


【弛緩性便秘の原因】

「弛緩性便秘」は、腸のぜん動運動が弱まったために、便をスムーズに送り出せなくなっていることから起きる便秘です。

多くの女性や高齢者の方が、「弛緩性便秘」の症状に悩まされています。
男性に比べて、女性のほうが便秘になりやすいと言われていますが、これは女性ホルモンの影響を受けるためです。
高齢者の方の場合、加齢に伴う身体機能の低下がおもな原因です。

また、ダイエットや加齢といった理由で食事量が減少した方、食物繊維が不足している方も、弛緩性便秘になりやすいと言えます。

 

【弛緩性便秘の対策】

サラダを食べる女性

普段の食事のなかで、意識的に食物繊維を摂取することを心がけましょう。

食物繊維は2種類に分けられます。
水分を含んで膨らみ、便のかさを増す働きを持つ「不溶性食物繊維」と、水分を含むことでゲル状になり、腸内での便の移動をスムーズにしてくれる「水溶性食物繊維」とに分けられます。

2つの食物繊維を、不溶性食物繊維:水溶性食物繊維=2:1のバランスで摂取することが理想と言われています。

食物繊維についてはこちらでも詳しく説明していますので、参考にしてみてくださいね。

>便秘には、2つの食物繊維のバランスが大切!

食物繊維で便のかさを増やし腸を刺激することで、スムーズな排便を目指しましょう。

「弛緩性便秘」は食物繊維の不足だけが原因となっているわけではありません。
睡眠不足や運動不足といった、あらゆる「不足」が弛緩性便秘を引き起こす原因となります。

適度な運動とバランスの良い食事、十分な睡眠を心がけましょう。

 

「直腸性便秘」の原因と対策


【直腸性便秘の原因】

便意を感じているにも関わらず、トイレに行くのを我慢し続けた場合などに起こるのが、直腸性便秘です。

便意を我慢し続けていると腸の神経がどんどん鈍くなり、便意を感じにくくなってしまいます。

私たちは、便意を感じることでトイレに行くタイミングを判断しますよね。
便意を感じにくくなってしまうと、トイレからも遠ざかってしまいます。

排便されない便は、腸内でどんどん水分を奪われ硬くなり、ますます排便が困難な状況に。

肛門から排出されない便の後ろがつっかえてしまっている状態となり、いわば、便が直腸内で渋滞を引き起こしてしまうタイプの便秘と言えます。

 

【直腸性便秘の対策】

便意を感じたら、我慢せずにトイレに行くことが大切です。

特に朝は、便の渋滞を解消する、絶好のタイミングだと言えます。

朝食を摂取することで、「胃・結腸反応」が起こります。
胃・結腸反応とは、腸の働きが活発になる運動のことを指しています。
排便のために必要な働きである蠕動(ぜんどう)運動が起こるため、自然なお通じが期待できます。

そのため朝食を摂取したあとは、トイレ行く習慣をつけましょう。

たとえ排便がなかったとしても、身体に排便のタイミングを覚えさせることができますよ。

また、「直腸性便秘」は、弛緩性便秘の症状も同時に引き起こしてしまう可能性があります。
「直腸性便秘」の対策を行う場合、弛緩性便秘の対策も同時に行う事をおすすめします。

 

「けいれん性便秘」の原因と対策


【けいれん性便秘の原因】

「けいれん性便秘」は「ストレス性便秘」とも呼ばれています。

ぜん動運動が弱まることで引き起こされる「弛緩性便秘」とは違い、大腸が引きつり、蠕動運動が不規則になってしまうことにより起こる便秘です。

「ストレス性便秘」の別名の通り、主な原因は精神的なストレスです。

ストレスが自律神経に影響を及ぼすことで、交感神経と副交感神経のバランスが乱れます。
副交感神経が働きすぎるために腸の一部がけいれんを起こし、便通が滞り、便秘となってしまうのです。

けいれん性便秘の特徴としては、腹痛が起こる、便意を感じてトイレにいったにも関わらずウサギのように丸くて硬い便しか出ない、残便感があるなどです。

また、便秘と下痢を交互に繰り返すタイプの方もいらっしゃいます。

便秘状態の便の隙間から、水分の吸収が十分に行われなかった便が、下痢となって排出される場合があります。

大腸の痙攣も下痢も、腸の機能が活発になりすぎるために起こります。
結果として時々の微妙な差で痙攣性便秘になったり下痢になったりしてしまうのです。

 

【けいれん性便秘の対策】

けいれん性便秘の対策としては、このタイプの便秘の最大の原因となる、ストレスを溜め込まないことが挙げられます。

ストレスの原因は、仕事や人間関係など、人それぞれ異なります。
原因を少しでも和らげる方法を模索したり、自分なりの方法でストレスを発散することを心がけましょう。

また、自律神経は生活リズムとも密接に関係しています。
規則正しい生活を心がけて、自律神経のバランスを整えましょう。

下痢と便秘を頻繁に繰り返す場合、「過敏性腸症候群」を発症している可能性もあります。

疑わしい症状が見られる場合、「たかが便秘」と思わず、早めに内科、消化器内科を受診しましょう。

どのタイプの便秘でも行いたい対策

「機能性便秘」全体の対策としては、以下のポイントが挙げられます。

・朝食を食べる
・食物繊維をたくさん摂取することを心がける
・トイレに行く習慣をつける
・便意を我慢しない
・規則正しい生活を

朝食を食べることで腸が刺激されることを考えると、朝食を食べることとトイレに行くことは1セットだと考えられますよね。

この1セットに余裕を持って取り組むためには、早寝早起きといった規則正しい生活をすることが大切です。

便秘になってしまうと、膨満感や頭痛、肩こりといった不快な症状が引き起こされる可能性があります。
便秘の不快感がストレスの原因、という悪循環にも陥りかねません。

便秘対策を行って、ハツラツとした毎日を過ごしましょう!

 

すでに便秘で苦しい方は便秘薬を

たった1日行っただけでは、「対策」とは言えません。
便秘対策は、毎日継続的に行うことが重要です。

一方で、便秘の症状にすでに悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

便秘対策として心がけたいポイントは、便秘解消のためのポイントでもあります。

「最近どうにも便秘がちで、不快感がある…」という方は、便秘対策を行いながら、便秘薬を使用して不快感の解消を目指してみては?

便秘薬と聞くと、突然の便意や腹痛が心配ですよね。
苦しい便秘を解消するための便秘薬でつらい思いをしないためには、おなか想いの便秘薬を適切に使用するが大切です。

便秘解消の流れ

翌朝、すっきりとしたお通じを迎えられるよう、就寝前に適量を服用していただくことをおすすめします。

便秘薬の効き方は人それぞれ異なりますから、初めての方はまず、1包の半分からお試しください。
自分にとって快適な服用量を見つけて、便秘薬とじょうずに付き合っていきましょう。


昭和 便秘のおくすりは

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昭和 便秘のおくすりは、医薬品です。
用法用量を守り、使用上の注意をよく読んでお使いください。