朝目覚めてから、コップ一杯の水を飲むことが便秘改善に効く、ということを
ご存知でしょうか。
そんなことで?と思われる方もいるかもしれません。
便秘解消方法は様々あると思いますが、今回はコップ一杯の水を朝に飲むメリットを
お話ししたいと思います。
コップ1杯の水が、胃腸を刺激して目覚めさせる
一日のうち、一番お腹が空いているのはいつでしょう?
実は朝なのです。
朝は胃が空っぽになっています。
そこにコップ一杯の水を飲んでみるとどうなると思いますか?
胃腸は刺激を受けて、活発に動き始めます。
眠っていた腸に「朝だよ。起きなさい。」と教えてあげるのです。
これで、寝起きでぼんやりしていた胃腸も目覚めます。
これは、胃・大腸反射と呼ばれる動きを起こしていて、胃に食べ物が入り、大腸が活発にぜん動運動を始める仕組みのことです。
この反射が起こることによって、たまった便がスムーズに移動して排便反射が起き、排便されるのです。
ただし、いくら胃・大腸反射を起こしてぜん動運動を活発にしても、この反射が起こったときに排便を我慢すると、排便刺激がなくなり、これを繰り返すと排便反射が鈍くなって便秘を起こしやすくなります。
なので、朝コップ一杯の水を飲んだあと、トイレに行く時間もとれるように余裕をもって起きましょう。
寝ている間に失われた水分を補う
人間は就寝中、コップ一杯分の汗をかく、と聞いたことはありませんか?
一晩で約200cc、多い方だと 500cc ほどの汗をかいていると言われています。
つまり人間の体は、朝カラカラの状態なのです。
そんな状態なのに、水分を摂らないでいるとどうなるでしょうか。
体は水分が欲しくなるので、便からの水分吸収が活発になってしまいます。
その結果、便は硬くなり、便秘になりやすくなってしまいます。
これを予防するためにも、毎朝水分を摂ることが大切であると言えます。
水分を摂ることにより、便は柔らかくなり、腸を通りやすくなります。
おすすめは白湯
一般的に朝起きて水を飲むときは、白湯(水を一度沸騰させて、
飲めるくらいまで冷ましたもの)が良いとされていますが、もちろん冷水でも構いません。
しかし、氷水や冷蔵庫に入っていた水は、急激に体を冷やすことになりますので、おすすめできません。
また、軟水よりは硬水を飲む方が、便秘解消の効果があります。
硬水には、ぜん動運動を活発にするカルシウムや、便をやわらかくするマグネシウムが含まれています。
こうした成分を含むミネラルウォーターを飲まれてみてはいかがでしょうか。
1日で摂る水分補給量の目安は1.5Lとも言われますが、生活習慣や運動量、体からの水分の排出量も人によってまったく違うので、臨機応変に補給することをおすすめします。
何事もほどほどが大切です。
起き抜けのコップ一杯はイイことだらけ
水分を朝に摂ることは、便秘改善の他にも様々な効果があります。
寝ているときは副交感神経が活発ですが、起きると交感神経に切り替わります。
この切り替えも、飲み物を飲むことにより、
スイッチが切り替わるようにスムーズに行われやすくなります。
また、皮膚や粘膜にも水分が行き届くため、皮膚の張りが保たれます。
女性には嬉しい効果なのではないでしょうか。
起き抜けのコップ一杯の習慣は気軽に始められると思うので、是非お試しください。
それでも解消しない便秘には、便秘薬の服用がおすすめです。
まずは溜まった便を出していただき、
排便のリズムを整えることが便秘改善への第一歩です。
便秘薬には怖いイメージがあり、あまり服用したくない、
という方にお試しいただきたいのが、「昭和便秘のおくすり」です。
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便秘薬で便秘を解消しながら、便秘の予防も兼ねて、
起き抜けのコップ一杯の水を是非試していただきたいと思います。