出産後のつらい便秘、原因と解消法

2016.12.28

「出産すれば便秘も解消されると思ったのに…」

妊娠中、便秘の症状に悩まされていたというママさんはたくさんいらっしゃいますよね。

妊娠中は黄体ホルモンの分泌量が増加することや、つわりのために食欲がなくなり、十分な食事量を得ることができず便の量も必然的に減少してしまうことから、便秘になってしまった…
という経験を、多くの方がされたと思います。

これらの原因は妊娠中特有のものだから、出産を終えたあとは解消されるもの、
と思っていたのに…。

出産という大仕事を終えたと思ったら、今度は育児に大忙し。
自分の時間を取ることもできないくらい忙しいママさんは、ゆっくりトイレに行く暇もありませんよね。

産後の便秘は一体、何が原因なのでしょうか。

 

原因その1、母乳による水分不足


母乳で赤ちゃんを育てているママさんの場合、1日におよそ600〜800mlもの母乳が作られています。

母乳はママの体内の水分によって作られています。
そのため、赤ちゃんにお乳をあげるたび、ママの身体からは水分が失われていくことに。

水分不足は便秘の要因のひとつ。

便が硬くなり、腸内をスムーズに移動することができなくなることから排泄が困難になってしまいます。
また、便は腸の中にとどまっているあいだ、どんどん水分が失われていくため、さらに排便しづらい状態となる、悪循環に陥ってしまうのです。

「水分不足が原因なら、たくさん水分を取ればいいんじゃない?」
わかってはいても、簡単にはいかないのが、ママのツライところ。

 

原因その2、育児による不規則な生活


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水分補給のため、冷蔵庫へ向かおうと腕の中ですやすや眠っている赤ちゃんをお布団に下ろした瞬間、火がついたように泣き出してしまって…。
自分のための水分補給さえゆっくりすることができない、というママさんが、たくさんいらっしゃると思います。

また、夜泣きする赤ちゃんをあやすため、昼も夜もない、というような生活になってしまいますよね。
授乳期のママさんは、ほとんどの方が睡眠不足状態です。
かわいい赤ちゃんのためとはいえ、こういった不規則な生活も、便秘の原因となっているんです。

腸の働きは自律神経によってコントロールされています。
ところが、不規則な生活や寝不足は、自律神経が乱れる原因に。
自律神経が乱れ、腸の機能が低下することで便秘を引き起こしてしまうのです。

忙しいママさんは、どのように便秘解消に取り組むべきなのでしょうか?

お手軽食材でおなかにやさしく!


ヨーグルト

便秘解消の手助けをしてくれる食材として
・ビフィズス菌と乳酸菌が入ったヨーグルト
・食物繊維が豊富なプルーン
が挙げられます。

これらの食材は、忙しいママさんでも手軽に摂取できるもの。

ドリンクタイプのヨーグルトであれば、お皿やスプーンなどの洗い物も発生しません。

また、個包装のプルーンも販売されています。
手を洗わずとも食べられるお手軽な個包装タイプであれば、口に含んだまま赤ちゃんをあやす、なんてこともできますよね。

毎日簡単に摂取できる形状のものを選んで腸内環境を整えていきましょう。

 

周りの人に相談することも大切


赤ちゃんのお世話をする親子

赤ちゃんのお世話も、もちろん大切なことですが、赤ちゃんをお世話するママ本人の身体も、同じくらい大切です。

水分補給する時間もないくらい、お世話に追われている場合、飲み物を飲むあいだだけでも、赤ちゃんにとって「おばあちゃん」である、自分のお母さんに赤ちゃんを見てもらうなど自分自身のお世話をする時間も、ちゃんと確保しましょう。

周りの人の手を借りることも、育児の一環。
便秘症状のせいなんかで…と思わず、家族などの周りの人に相談してみてくださいね。

 

便秘薬の使用には注意が必要


妊娠・出産前から便秘がちだったという方は、便秘薬を使用していたという経験があるのではないでしょうか。
何日もお通じがなく苦しい場合にも、市販薬を自分の判断で購入して使用することは避けましょう。

妊娠中の便秘薬・下剤の使用は、便秘薬・下剤に含まれるセンナや大黄、アロエなどの成分によって子宮が収縮する場合もあることから、流産や早産といった危険性を回避するため避けるべき、という理由がありました。

授乳中にも同様に、赤ちゃんにあげている母乳に便秘薬の成分が入ってしまうことで
赤ちゃんに下痢などの症状が出てしまう恐れがあります。

そのため、「妊娠している状態ではなくなったんだし、妊娠前に使っていた市販の便秘薬を使っちゃおう!」と自己判断で便秘薬を使用するのではなく、かならず産婦人科のお医者さまに相談してくださいね。

自分に合った方法で便秘を解消し、毎日の育児ライフも快適なものに!
ママも赤ちゃんも、笑顔で元気に過ごしてくださいね。