「昭和 便秘のおくすり」の成分の1つに、芍薬(しゃくやく)があります。
漢方の薬では、腸内や便秘の改善として使われる重要な成分の1つとして使われていますが、いきなり芍薬と聞いてピンと来る人は実際のところ少ないかと思います。
ここでは自社製品「昭和便秘のお薬」にも使われている芍薬について詳しく解説していきたいと思います。
花の総理大臣、芍薬を知る
恥じらいを持つ花、芍薬って何?
芍薬の花は観賞用としても栽培されるお馴染みの植物です。
牡丹の花によく似た花を咲かせます。
というのも、芍薬は実はボタン科で、元々牡丹の仲間だったというわけです。
芍薬は牡丹の花の咲いた後、それと同じように美しい花を咲かせるので、花の宰相(総理大臣)とも呼ばれているのです。
牡丹と見た目はよく似ていますが、牡丹は「樹木」、芍薬は「草本」なんです。
香りも良く、芍薬特有のいい匂いを嗅ぐだけでも、リラックス効果があるのです。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、日本では美しい女性の姿がこの花にたとえられます。
そんな芍薬の花言葉には「清浄、恥じらい、はにかみ」などがあげられます。
芍薬のイメージは、たおやかで美しい恥じらいを持った女性というわけですね。
漢方で使われる際は、花ではなく根を乾燥させて生薬にするので観賞用の芍薬とは品種が違います。
神話から「女性の味方」としても有名
芍薬は英語名にするとピオニーと読みます。
その英語名の由来には、ギリシャ神話が深く関わってくるというのです。
ピオニーは、神話内に登場する医学の神として知られるパイオエンから名前が来ています。
つまり、芍薬は日本だけに限らず西洋でも有名な薬ということです。
神話中では出産を司る神レトが、ゼウスとの子を出産した時のことです。
きつい陣痛の痛みをパイオエンが芍薬で緩和してあげたのです。
ゼウスはそれを褒め称え、パイオエンは名声を得たのです。
ですが、それに嫉妬したパイオエンの恩師アスクレピオスはパイオエンの命を奪ってしまいます。
女神レトは亡くなったパイオエンをあわれに思い、芍薬に生まれ変わらせたと言います。
実際に、女性の病に対しても効果も強く、多くの女性に親しまれているのです。
芍薬は薬を支える「縁の下の力持ち」
万能薬として知られる芍薬の効能は?
また、芍薬の根は生薬にもなります。
厳密には観賞用の芍薬は品種改良されていますので薬用には向かないのです。
薬用には原種に近い薬用種でなくてはなりません。
漢方医学の世界で芍薬は、
・収斂(しゅうれん:腫れやただれを縮める)
・緩和、鎮痙(痙攣を鎮める)
・腹満(お腹が張る)
・腹痛、手足の攣急(手や足がこわばる)
・下痢(便秘になる)
などに用います。
簡単に言うと痙攣や緊張をほぐして、痛みを和らげる作用があると言うことです。
例として、漢方薬の中に「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」と言う薬があります。
神経痛やリウマチ等による手足の痛みを伴うこわばりや痙攣に使用します。
いずれにしても、痛みを伴う緊張や痙攣を直す薬です。
「昭和 便秘のおくすり」は大黄と芍薬と生姜で出来ています。大黄は大腸に働きかけて大腸の動きを活発にします。
この時に時として痛みが出る事があります。これは大腸が緊張し過ぎる為です。これを緩和するのが芍薬です。
大黄のもう一つの副作用である体の冷えは、3つ目の生薬である生姜がしっかりと温めてくれるので、大黄の持つ副作用へのサポートは万全というわけです。
安らぎを与えてくれる3つの生薬
だからこそ、必要な最低限の成分だけが配合されている「昭和便秘のおくすり」がおすすめです。
必要な分量だけ薬に配合されているので、大黄、生姜、芍薬、3つの生薬の副作用も少なく最大限の効果が期待できるのです。
特に、服用には就寝前がおすすめです。
腸が一番活発になるのは朝ということをご存知でしょうか?
おやすみ前に服用すれば、就寝中に腸まで薬を運んでくれるので、朝には自然な便意が現れます。
これにより、爽快とした朝を迎えることが出来るのです。
大黄、生姜、芍薬、3つの生薬が生み出した効果により、自然な排便を繰り返していると、身体が自然と朝に排便することを覚えてくれます。
成分が調整されているおかげで、痛みを伴うこともなく、安心して便秘を解消することが出来るのです。
便秘薬の副作用には、もう怖がる必要はありません。
現在便秘薬や、下剤を服用中の方は一度試して、身体に合っているか考えてみて下さい。
「昭和便秘のおくすり」なら、優しい漢方の力が、あなたを便秘と便秘による腹痛から、きっと解放してくれることでしょう。