便秘薬の種類と選び方

2016.7.13

便秘薬には様々な種類があります。
今回は負担の少ない便秘薬の見分け方について解説いたします。

 

便秘薬の種類について


塩類下剤

 
「塩類下剤」と呼ばれるものがあります。これは、マグネシウム等の有効成分が含まれている便秘薬のことです。

この塩類下剤は腸を直接刺激する訳ではなく、腸内に水分を集めて便に水分を含ませることで、便を柔らかくし排泄を促す作用があります。

 

刺激性下剤


「刺激性下剤」という便秘薬の種類があります。

この系統には、ビサコジル、センナなどといった成分が含まれています。

この刺激性下剤は、大腸に刺激を与えるものです。

この系統では、

・正しい用法・用量を守る。
・初めて服用する時は、少ない量から始める。

ということを守って頂ければ、不快な症状は出にくいかと思います。

決められた用量以上の便秘薬を服用すると、腹痛や下痢を引き起こしやすくなるので、注意して下さい。

 

量を調節して服用する


便秘薬の効き目には個人差があります。

例えば同じ便秘薬を服用しても、Aさんは1錠で効くのに、Bさんは3錠飲んでも効かない、ということがあります。

量が調節できる便秘薬でしたら、少ない量から服用していって、徐々に薬を増やし、自分に合った量を見つけることができます。

ただし、効かないからといって決められた用量以上の便秘薬を服用することは絶対に避けてくださいね。

正しい用法・用量を守りながら、自分に合った量を見つけ出すことをおすすめいたします。

 

習慣性がない


習慣性がある、とはどういうことかと言いますと、何度も便秘薬を使っていると便秘薬なしでは排便できなくなってしまうことを言います。

習慣性がないのは塩類下剤、膨潤性下剤です。

膨潤性下剤とは食物繊維と同じような作用がある下剤です。

習慣性がない便秘薬は、慢性的な便秘の方などが長期的に服用することに適しています。

習慣性がある便秘薬というのは、刺激性便秘薬のことです。

こちらは使い続けていると癖になってしまいます。

ですから、習慣性がある便秘薬は長期的には使わず、緊急の時などに、短期的に使うことをおすすめいたします。

負担の少ない便秘薬で便秘を解消


showa_seiyaku負担の少ない便秘薬について解説いたしましたが、刺激性便秘薬が必ずしも体に悪い訳ではありません。

刺激性便秘薬は、あくまで一時しのぎで、緊急時に使って頂く分には効果を発揮します。

どうしてもお通じがない時や、旅行などの環境の変化によりお通じがない時などに、一時的に使って頂ければと思います。

また、正しい用法・用量を守ること、少なめの量から服用し、ご自身にあった便秘薬の量を探して頂くことも大切です。

正しく服用し、便秘を解消して頂ければと思います。

昭和製薬では、おなか想いの便秘薬「昭和便秘のおくすり」を開発しました。

大黄・生姜・芍薬という3つの生薬のみを使った便秘薬です。

大黄が入っているので、刺激性便秘薬に分類されますが2つの生薬が大黄の欠点をなるべく抑えるように配合されています。

大黄で腸を刺激し排便を促しますが、それを生姜と芍薬が後ろから支えます。

生姜が大腸を温め、芍薬は緊張した大腸をほぐしてくれます。

正しい用量・用法を守り、少量から開始して便秘を解消していただければと思います。

薬剤師 木全