便秘薬はお薬なので、服用する上で必ず守って頂きたいことがあります。
今回は便秘薬を服用する上での注意点をお話しいたします。
一般的な便秘薬を服用する上での注意点
注意点①用法・用量を守る
便秘薬を服用する上で何よりも注意するべきことは、用法・用量を守るということです。便秘薬が効かないからと言って大量に服用してしまうと、副作用などが出る場合があります。
また、若い女性の中には、ダイエット目的で多量の便秘薬を服用する方がいらっしゃるようですが、このような使い方は大変危険ですから止めましょう。
便秘薬は、正しく服用すれば、便秘解消に効果がある薬です。便秘解消以外の目的での服用や、大量に服用することは避けてください。
注意点②空腹時に服用する
便秘薬は空腹時に服用することがおすすめです。
空腹時に服用するのがなぜいいのかというと、胃に食べ物があると、効果が薄れてしまうことがあるからです。
食べ物と便秘薬が混ざることにより、便秘薬の成分が変化することがあります。成分が変わると人体へ影響が出る場合もあるので、おすすめできません。
また、空腹時の中でも服用におすすめなのが、就寝前の空腹時とされています。寝る前の空腹時に服用すれば、翌朝自然にお通じがくることが期待できます。やむを得ず、食前に便秘薬を服用されるときは、薬を飲んだ後、続けて食事ではなく、少し間をおいて食べるようにしましょう。
注意点③自分に合った飲み方をする
便秘薬は人によって効き方に差があります。薬の効き方や効果が表れる時間が違うため、自分が服用すべき適した飲み方は、他の方とは同じではないのです。
つまり、便秘薬は自分に合った飲み方をする必要があります。
自分に合った飲み方を探すために、まずは少ない量を服用することから試してみてほしいと思います。
それで効果が出なければ少しずつ量を増やし、自分に合った量を見つけましょう。
また、効き目が出る時間にも個人差があります。
便秘薬を飲んでから効果が出るまでの時間を把握し、お通じが来てほしい時間から逆算して便秘薬を服用するようにしましょう。
昭和便秘のおくすりを服用する上での注意点
昭和便秘のおくすりとは
昭和製薬は、おなか想いの便秘薬「昭和便秘のおくすり」を開発いたしました。大黄、生姜、芍薬、という3つの生薬のみを使用したおくすりです。
便秘にお悩みの方に是非お使い頂きたいのですが、やはり薬ですので、こちらも使用される際にはいくつか注意点があります。
ご使用される際には注意点をお守りいただき、健康的に便秘を解消する手助けができればと思います。
服用する上での注意点
昭和便秘のおくすりを服用する上での注意点を以下にあげます。
① 本剤を服用している間は、他の下剤を服用しない。
② 授乳中の方は本剤を使用しないか、本剤を使用する場合は授乳を避ける。
③ 大量に服用しない。
④ 次にあげる方は、本剤を使用する前に医師、薬剤師または登録販売者に相談する。
1) 医師の治療を受けている人。
2) 妊娠中、または妊娠の可能性のある人。
3) 薬などにより、アレルギー症状を起こしたことがある人。
4) 激しい腹痛、吐き気、嘔吐の症状のある人。
⑤ 服用中に以下の症状が出た場合、副作用の可能性があるので、直ちに服用を中止して、
医師、薬剤師、または登録販売者に相談すること。
・皮膚:発疹・発赤、かゆみ
・消化器:激しい腹痛、吐き気、嘔吐
⑥ 服用後、下痢の症状が出た場合には、服用を中止して、本剤のパッケージを持参の上、医師、薬剤師、または登録販売者に相談すること。
⑦ 一週間位本剤を使用しても症状が良くならない場合は服用を中止し、本剤のパッケージを持参の上、医師、薬剤師、または登録販売者に相談すること。
②の授乳中の方が服用する場合について補足ですが、昭和便秘のおくすりでは、赤ちゃんが下痢をしてしまいます。
ですから、授乳中の方の服用は避けてください。
便秘薬は、注意点を守り正しく服用して頂ければ、便秘を解消する効果が期待できます。
昭和便秘のおくすりを服用する際にも、用法・用量を守り、便秘を解消して頂ければと思います。