【要注意】こんな時に便秘薬を飲んではダメ!!

2017.2.20

つらいお腹の張りにお困りの方の中には、 便秘薬を活用している方もいらっしゃると思います。 

便秘薬は便秘解消の手助けをするものですが、 飲んではいけないタイミングについてはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

「こんな時便秘薬を使ってもいいのかな」今回は、そんな疑問を解決していきたいと思います。


体調不良の時に便秘薬を飲むのは控えよう


腹痛の時

pain_illust_002便秘薬は、お腹が痛い時こそ飲むものと考える方もいらっしゃると思います。 しかし、痛みの原因がわからないままに薬を飲んではいけません。

便秘では、なんだかお腹が張ってるなぁと感じたり、なんとなく不快感があるなぁぐらいで、痛みまで感じることはあまりありません。
痛みがあれば、胃炎や腸炎など他の原因も考えたほうがよいでしょう。


風邪をひいている時

sy_kusuri_19_160406_阿曽_01_2風邪をひいて熱があるときは、食欲もなくなりがちです。お通じもない時があります。
しかし、お通じがないからといって心配する必要はありません。
人が食べた物を消化するためには、多くのエネルギーを使うことをご存知ですか?
食欲がない時に無理に食べると、食べた物を消化することにエネルギーを消費して、肝心の風邪が治りにくくなることがあります。 風邪をひいて熱があり、食欲がないときには、無理に食事をとらなくても良いのです。
お通じの心配は食欲が戻ってからで大丈夫です。


頭痛の時

symptom_illust_004頭が痛いことと便秘は関係があるのでしょうか?

便秘になると「頭が痛い」というよりも、「頭が重い」程度の感覚に襲われることがあります。
明確に痛いと感じるようでしたら、原因は便秘以外にあると考えた方がよいでしょう。

頭痛薬と「昭和 便秘のおくすり」を一緒に飲むことは避けてください。
昭和便秘のおくすりの成分でもあるダイオウに含まれるタンニンは、頭痛薬の吸収を悪くする場合がありますので、1時間くらい間を空けて服用するようにしてください。

女性特有の注意点


生理の時に鎮痛剤と一緒に飲んでも大丈夫?

sy_kusuri_19_160406_阿曽_02特に女性で心配される方が多いのが、生理中に便秘薬を服用していいかということです。
一般的に、女性は生理前から生理中にかけて便秘になりやすい傾向があります。 その原因となるのが、黄体ホルモンという女性特有のホルモンの分泌です。黄体ホルモンの分泌が始まると、ぜん動運動が弱くなります。そのため、便を運ぶ力が抑えられて便秘になるのです。

この時期は大腸刺激性下剤を飲んではいけません。
使用上の注意には、「妊婦又は妊娠していると思われる婦人は飲んではいけません」と書かれています。
生理が始まるまでは「妊娠しているかどうかわからない」時期ですから、妊娠を希望されている方は、この時期の服用は避けた方が良いです。生理が始まってからであれば、服用しても問題ありません。
服用時は、便秘薬と鎮痛剤の時間を1時間ほど空けて飲むことをおすすめします。


妊娠中でも安心して使える?

Pregnant_illust_003生理の項目で説明したように、黄体ホルモンには便秘を引き起こす作用があります。 特に妊娠中となると、黄体ホルモンが常時分泌されるので、便が硬くなりやすいのです。また、妊娠中はお腹の中の胎児が成長するにつれて、大腸をふさいでしまう事があります。そうなると便の通り道がふさがれて、出にくくなってしまいます。


そういった事から、妊娠中は便秘になりやすい傾向にあります。
便秘薬を使用したくなる機会も多いかと思いますが、妊娠中の便秘薬の使用には注意が必要です。

大切なことは医師に相談し、 妊婦にとって適切な種類の便秘薬を適切な量を処方してもらうことです。妊娠中に便秘はつきものなので、医師も経験が豊富です。
恥ずかしがらず、気軽に相談することが解決の糸口となります。


自己判断をしないことが大切

ここまで便秘薬を安全に服用するタイミングについて解説してきましたが、何事もケースバイケースで、自分の体調が変われば、服用すると危険な場合もあります。
インターネットや身の回りの人たちから得た情報だけで自己判断をしないようにしましょう。

服用するタイミングについて不安があるときには、医師や薬剤師にしっかりと確認することが、自分のからだを守ることにつながります。

自分で薬を用意する場合も、からだを思いやり、用法・用量を守って使用しましょう。

「昭和便秘のおくすり」は医薬品です。
用法・用量を守り、使用上の注意をよく読んでお使いください。

 

薬剤師 木全