「昭和便秘のおくすり」を飲んだ後、からだの中では何が起こっているのでしょうか。
便秘に効くまでの流れを、成分ごとに分けて見ていきましょう。
「昭和便秘のおくすり」が効く仕組み
おなかの国の大黄さま
「昭和便秘のおくすり」の主成分「大黄」は、腸のぜん動運動を促します。
「弛緩性便秘」という便秘のタイプがありますが、これは腸のぜん動運動が弱いために大腸の途中で便が止まってしまうもので、日本人の便秘で一番多いです。
歯磨き粉などのチューブを思い浮かべてください。
中身がうまく出てこない時、チューブをぺたんこに潰して絞り出したり、逆に膨らませて空気の力で押し出そうとしますよね。
このチューブを潰したり膨らませたりする動きが、腸でいうぜん動運動です。
運動の機会がない方や高齢の方は、このぜん動運動がうまくできなくなり、便秘になってしまいます。
この結果、腸を動かす筋力が衰えてますます動きが鈍くなってしまいます。
この窮地を救うのが、「昭和便秘のおくすり」の主成分、「大黄」です。
大黄が「ぜん動運動をせよ」と指示すれば、それまでグッタリとしていた腸が動いて便を押し出し、便秘を解消します。
そんな強い影響力を持つ大黄ですが、重大な特徴があります。
腸の冷えと緊張を引き起こしてしまうのです。
大黄さまの強力な一喝を受けると、腸がヒヤリとして、急性のあがり症になるのですね。
湯船のように包み込む、生姜のぬくもり
「昭和便秘のおくすり」の成分「生姜」は、内臓を温めてくれます。
お風呂に浸かった時のように、からだが内側から温まります。
漢方では、薬を、からだを温める薬と冷やす薬に分類します。
大腸を動かす力を持っている大黄ですが、漢方的にはからだを冷やす方向に動いてしまう成分です。からだを温める薬である生姜と組み合わせることで、バランスを取ることができます。
大黄によってお腹が冷えがちになるところを生姜が補って、やさしくアフターフォローしてくれるというわけです。
あがり症の腸は、芍薬でリラックス
「昭和便秘のおくすり」は、大黄による腸の緊張を「芍薬」という成分でやわらげます。
大黄をはじめとする刺激成分を摂りすぎると、腸の緊張がピークになり、ぜん動運動が強くなりすぎるおそれがあります。
日常生活の緊張やストレスでこの状態を引き起こし、腸がけいれんを起こして便が動かせなくなるタイプの便秘を「けいれん性便秘」といいます。このタイプの便秘は、大腸を刺激する便秘薬をたくさん飲むとかえって悪化してしまいます。
「昭和便秘のおくすり」には、芍薬が入っています。芍薬が腸の活動を落ち着かせて、過剰なぜん動運動から守ってくれます。
3つの生薬がやさしくエスコート
一般的な便秘薬には、大黄をはじめとする強い刺激成分をたくさん含むものがあります。
この刺激成分を過剰に摂取すると「効きすぎ」、つまり突然の強い腹痛や下痢につながってしまいます。
「昭和便秘のおくすり」は、便秘解消に本当に必要な、たった三つの原材料からできています。
●大黄
●生姜
●芍薬
これらを、過不足なく適量で組み合わせています。
ですから、有効成分の効きすぎによる怖い便意も起こりにくくなっています。
三つの生薬が腸に無理なく働きかけて、排便までの流れをやさしくサポートします。