便秘薬を使う!薬と相性の悪い食べ物に注意!

2016.7.15

 

薬とケンカする?同時に摂取するとよくない食べ物


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便秘薬と食べ合わせの悪い食事をしてしまう理由としてよくあるのが、

「便秘に効くから、便秘薬と一緒に摂ろう」

という、相乗効果を狙ったものです。

実際は、腸に関わる食べ物と一緒に便秘薬を飲んでしまうと、まれにではありますが、人に よって良くない症状が出る場合があります。
便秘に効くからと言って、便秘薬との相乗効果を期待していると、思わぬ落とし穴にはまっ てしまうこともありますよ。


食べ合わせの悪いものはなぜよくない?


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では、便秘薬と一緒に食べるとよくないものは何でしょう?
冒頭の表のように、「牛乳」「ヨーグルト」などの乳製品、そして、意外に思われるかもしれ ませんが「胃腸薬」です。

これらと便秘薬の食べ合わせが悪い理由は2つあります。 1つ目の理由は、便秘薬の効果が充分に発揮されないことです。

便秘薬の中のあるものは、胃で溶けるのを防ぐために錠剤にコーティングがしてあります。
胃と腸では pH 値(酸性かアルカリ性かの傾きを表す値)が違いますから、一定の pH 値でないと溶けないコーティングを施すわけです。
ところが、牛乳やと一緒に飲んでしまうと、牛乳に中和された胃酸が錠剤のコーティングを 溶かしてしまいます。
乳製品や、胃酸を抑えるタイプの胃腸薬を飲んだ場合にも同じことが 起こる可能性があります。

便秘薬は腸に作用して効果を発揮する薬ですから、腸に届く前に胃で薬が溶けてしまうと、効能が薄れてしまうのです。

2つ目の理由は、胃で溶けた便秘薬の成分が胃粘膜を荒らしてしまうことです。

「ビサコジル」という、便秘薬によく使われる成分があります。
大腸を刺激して便通を促す 成分ですが、これももちろん、腸の中で溶けることを前提としています。この成分が胃で働いてしまうと、胃痛、むかつき、吐き気や嘔吐、腹痛などの症状が表れることがあります。
ビサコジルは坐薬として用いられることも多いのですが、胃で作用してしまうことを防ぐ意味もあるのですね。

・便秘薬を牛乳と一緒に飲まない
・乳製品や胃腸薬を飲む際は、便秘薬の服用前後 1 時間以上空ける

便秘薬を飲む際は、このことにお気を付けください。

便秘薬の前後の食事は「混ぜるなキケン」?


intestine_illust_016便秘薬との食べ合わせの危険性だけではなく、食事を食べるタイミングも重要です。
基本的に便秘薬を使用するタイミングは「空腹時」となっています。
つまり、便秘薬を飲む前後のタイミングでは食事をとってはいけないということです。

胃の中にご飯がある状態を想像してください。 その状態で便秘薬を飲むとどうなるでしょうか?

「ビサコジル」を含む薬の場合、それは大腸を動かすタイプの便秘薬ですから、牛乳や胃腸薬と一緒に飲んだ場合と同じことが起こります。
胃の中に食べ物が残っていると、胃の中の pH値が変化して、錠剤が胃で溶けてしまうのです。
便秘薬の効能をきちんと出すためには、 やはり空腹時に飲むのが良いですね。

ちなみに「ピコスルファート」を含む薬の場合は、腸内細菌のはたらきによって作用する便秘薬です。
胃では作用しませんので、空腹時に飲まなくてもさほど問題はありません。

食べ合わせを工夫して便秘薬の有効活用を


食事の改善で便秘解消薬と食事の食べ合わせと、食べるタイミングを守る重要性は理解いただけましたでしょうか?

便秘薬というと、即効性があり突然強い便意が襲うようなものを想像しがちかもしれません。
しかし、便秘薬の効き目は有効成分の配合量や飲み方によっても変わるものです。

効き目が穏やかな便秘薬をお探しの方におすすめしたいのが、「昭和便秘のおくすり」です。

昭和便秘のおくすり」は 3 つの生薬からできている薬です。
お通じを助けるために「大黄」という成分で腸を刺激しますが、それによる腸の冷えと緊張を「生姜」と「芍薬」で防いでくれます。

便秘解消に有効な成分を必要な量だけ配合していますから、効き目が強すぎず、自然なお通じを促します。
体のことを考えてつくられた、おなか想いの便秘薬です。

先ほどご説明したように、胃の状態が薬効に影響しますから、就寝前や空腹時の服用をおすすめしています。
昭和便秘のおくすり」の効能をきちんと引き出すためにも、用法を守ってお飲みください。

便秘薬を上手に使っていくのが、便秘解消の近道ではないかと思います。

 

薬剤師 木全