下剤と便秘薬と整腸剤 正しく使い分けていますか?

2016.7.9


下剤、便秘薬、整腸剤。

これらの薬は、全て腸に作用する薬です。 薬局などでよく見かけると思いますが、3つの違いをご存じでしょうか?

下剤ってなんだろう?


トイレで血便が出る女性
下剤は腸内の残留物を押し出し、綺麗にしてくれる薬です。
主にまったく排便がないような重い症状の方が服用するものです。
即効性があり、効果は腸の薬の中で最も強いといわれています。

そのため、便秘の症状が比較的軽い方にはおすすめしません。
また日ごろから体の冷えや内臓の冷えを感じているような方も、使用を控えた方が良いでしょう。


下剤は腸を冷やし、刺激し過ぎる傾向があります。
既に冷えて痛くなっているお腹に氷水を当てたら…どんな痛みが待っているか想像できますよね。

間接的ではありますが、便秘の原因には冷えも関わっていますから、
便秘と冷えの両方に お悩みの方も少なくないと思います。
お腹が冷えている人にとって、下剤を飲んだ後の強い便意はつらいものです。
下剤を服用する際は注意してください。

便秘薬とは?

便秘薬には主に、便に働きかけて排出しやすくする薬と、腸を刺激してぜん動運動を促す薬の2種類があります。

便に働きかける薬には硬くなった便をやわらかくするものや、便のかさを増やして間接的に腸を刺激するものがあります。

どちらも比較的効き目が穏やかで、幅広い人にお使いいただけます。

主成分は前者が「酸化マグネシウム」など、後者は「プランタゴ」「オバタ種子」などです。

ご購入される際はパッケージの成分表示を確認してください。

便秘薬市販の便秘薬の多くは、腸を刺激してぜん動運動を促す薬です。
便秘解消に効果が高く、 強い便意が起こるものもありましたが、近年ではからだへの負担が少ない薬も開発されるようになりました。

おなか想いの便秘薬であれば、「昭和便秘のおくすり」をおすすめします。


「昭和便秘のおくすり」は、天然由来の原材料のみを使った便秘薬です。
「大黄」という成分が腸を刺激し、それにともなう腸の冷えや緊張を「生姜」と「芍薬」が和らげます。

必要最低限の生薬が、自然に近いお通じを促します。

「昭和便秘のおくすり」もそうですが、便秘薬を飲むタイミングは就寝前と指定されていることが多いです。
人のからだが本来持つサイクルによれば、明け方から午前中にかけては排泄が活発になります。

夜に便秘薬を飲み、早ければ翌朝にお通じがくる。
生体リズムに則った、理にかなった解消法をお試しいただくのがよいでしょう。

→昭和便秘のおくすりって?

整腸剤とは?

粉薬

整腸剤は、名前の通り腸の働きを整える薬です。
下剤や便秘薬とはカテゴリーが違うものと思ってください。

成分としては、「ラクトミン菌」や「ビフィズス菌」、「ラクボン」などが代表的です。
これらの成分は、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌をバランスよく増やしてくれます。

これにより、消化の促進、下痢や便秘の防止、腸内環境の改善が期待できます。

便秘薬や下剤との大きな違いは、長期的な服用によって、便秘となっている原因の改善を目指す薬だということです。
腸内で効果が表れるのは、服用してからしばらく後になります。

目の前の便秘の改善には便秘薬を使い、整腸剤で根本の改善を行っていく。

短期的な解決と長期的な計画、両方を組み合わせた薬のコンビネーションが効果的です。

薬の違いを知って活用しよう

名称効果便意(成分による)使用例
 下剤 便を押し出す薬強い便秘による酷い腹痛時
 便秘薬 便意を促す薬普通便秘時の就寝前
 整腸剤 腸内を整える薬弱い便秘薬と一緒に


これらの薬を便秘の解消に役立てるには、ご自分の症状に適したものを服用することが大切です。
薬に頼りたくない方もいらっしゃると思いますが、治らない便秘を放置しておくことは、からだに良くありません。

「昭和便秘のおくすり」は粉薬(細粒)ですから、
便秘の程度に応じて飲む量を調節していただけます。

「昭和便秘のおくすり」は、おなか想いの便秘薬です。
 

薬剤師 木全