簡単便秘解消法〜ツボ・マッサージ編〜

ハンドケア
2017.6.30

「なんだか最近お通じがきてないみたい…」 
と、すっきりしないままトイレを出た経験はありませんか。

便秘は老若男女を問わず、誰でも発症する可能性があります。
一口に便秘と言ってもそのタイプはさまざまで、原因も異なります。
引越しや転勤、あるいは転校などの直後に、お通じがこないことに悩まされたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
慣れない環境のなかでは、ゆっくりトイレに行くこともかないませんよね。

便意を我慢し続けると、どんどん便意を感じにくくなってしまいます。
便意を感じないということは、トイレに行くタイミングを逃してしまうということ。
排出されなかった便は腸内で水分を奪われ、どんどん硬くなり、ますます排便が難しい状態に…。

また、大人に限らず、お子さんも便秘になります。
お子さんの場合、排便回数が週に3回より少ない、または5日以上排便がない場合、便秘とされています。

お子さんの場合、学校でトイレをするのが恥ずかしいという気持ちがあって、便意を我慢して過ごしてしまうことも。
お友達といっしょに遊んでいる最中に、トイレに行くのがもったいないと感じて、排便のタイミングを逃してしまった、なんてこともあるようです。

特別な技術や道具を必要としないツボ押し・マッサージなら、親御さんからお子さんへ伝えるのも簡単ですよね。
すぐに実践できるツボ押し・マッサージで、家族みんなの便秘を解消しましょう!

 

ツボ押しやマッサージを行うときの注意点


便秘改善のためのツボ押しやマッサージを1日中行ったからといって、便秘がすっかり改善されるわけではありません。
その日の体調と相談し、無理のない範囲で行いましょう。
また、自分の、あるいはお子さんの便秘の状態を確認したうえで行いましょう。

便秘の状態で、以下の特徴が見られる場合、「けいれん性便秘」が疑われます。

・お腹が痛い
・ウサギのフンのようにコロコロとした便が出る
・すっきりとしない、残便感がある
・下痢と便秘を繰り返している

「けいれん性便秘」は、腸が過活動状態にあるために、腸の一部がけいれんし、便が腸内で移動できなくなってしまうために起こります。
この「けいれん性便秘」の原因にはストレスが大きく関係しているため、「ストレス性便秘」とも呼ばれています。

そのため、腸に刺激を与えるマッサージなどを行う場合は注意が必要です。
マッサージにより便秘がさらに悪化してしまう可能性も考えられますから、けいれん性便秘が疑われる方は一度、医療機関に相談することをおすすめします。

 

どこでも実践!便秘解消のためのツボ押し


私たちの身体には、約360個もの「ツボ」があると言われています。
中には、便秘改善が期待できるツボも存在します。

ツボ押しであれば、スペースを確保する必要もなく、どこでも簡単に行うことができますよね。
通勤、通学中、仕事の合間や休憩時間などにもさっと行うことのできるツボ押しを、毎日の生活の中に取り入れてみては?

 

頭痛や肩こりにも!手のツボ「合谷(ごうこく)」

合谷

・合谷(ごうこく)

人さし指と親指の骨が交わる場所にあるツボ「合谷(ごうこく)」は、「万能のツボ」とも言われるツボで、便秘解消だけでなく、頭痛や肩こり、ニキビなどの肌荒れにも効果を発揮するとされています。

ツボを刺激する方法としては、反対側の手の親指を、人さし指側の骨の下に潜り込ませるようにして指圧を行います。
このとき、爪は立てずに、合谷に親指の腹を押し付けるようなイメージで行いましょう。

手の甲のツボであれば、デスクの上でも簡単にツボを刺激することができますよね。
ふとした瞬間に合谷をプッシュして、便秘解消を目指しましょう。

 

その名の通り、便秘解消に大きな期待ができるツボ「便秘点(べんぴてん)」

便秘点

・便秘点(べんぴてん)

背中の左右両方に存在するツボで、名前の通り、便秘解消に効果的なツボ。
ろっ骨のいちばん下から指2本分下、さらに背骨から指幅4本分外側にあります。

ウエストのくびれに手を置き、上体を左右にひねることで、ツボの指圧を行うことができます。
デスクワークや勉強の合間に、あるいは気分の切り替えをしたいときなどに、ついでにツボを刺激してみてはいかがでしょうか。

また、背中のツボは刺激しづらいため、家族同士で刺激しあうことで、コミュニケーションの一環ともなります。

目が覚めたらすぐに行える、腸を刺激するマッサージ

のの字マッサージ

人間の身体を正面から見たとき、腸は「の」の形を描いています。
つまり、便は腸の「の」の字に沿って移動していくということ。

朝目が覚めて、布団のうえで横になっている状態は、実はマッサージのタイミングとして最適なんです。
毎朝の日課として、腸のマッサージを行ってみては?

 

「の」の字マッサージ

朝、目が覚めたら、そのまま仰向けになりましょう。
枕を腰の下に差し込むことで、お腹が伸びて、より腸に刺激を与えることができます。

・おへその下に手を当て、右下腹部→おへその上を通る→左下腹部、という流れで、時計回りに円を描くようにしてさする。
・お腹が1〜2cmほど沈むくらいの力加減で行う。
・これを10回ほど繰り返す。

 

S状結腸周辺を刺激するマッサージ

S状結腸とは、便秘のときに便が溜まりやすい部分のこと。
左の腰骨の、内側からやや下の部分を押してみましょう。
便秘気味の方は、ここに張りを感じると思います。

S上結腸をマッサージするには、「の」の字マッサージと同様、仰向けに寝転んだ状態で行います。
お腹まわりの緊張を緩めるため、ヒザを軽く曲げておきます。

・S状結腸の部分に、指を揃えて添え、もう片方の手を重ねる。
・10回程度軽く押す。

「の」の字マッサージ10回、S状結腸マッサージ10回を1セットとして、2セットほど繰り返してみましょう。

 

ツボ押しやマッサージに加えて、ヨガを行って腸を刺激!


ここまで、便秘改善が期待できるツボ押しとマッサージをご紹介してきました。
場所を選ばずにさっと行えるツボ押しと、毎日の目覚めとともに行える腸マッサージ。 毎日継続して行って、すっきりお通じにつなげていきましょう!

「ツボ押しやマッサージに加えてできることって、他には何かないのかな?」
便秘解消のために行えることとして、身体全体を使う、「ヨガ」もあります。

次回「家族みんなで一緒にできる!簡単便秘解消法〜ヨガのポーズ編〜」では、誰でも簡単にできるヨガのポーズをご紹介します!