「冷え」を改善して便秘解消を目指しましょう!

2017.3.10

多くの女性が悩まされている症状として、「冷え」が挙げられます。

冷え性のために、夏でも足先が冷えてうまく眠れない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人間は寒さを感じたとき、手足の血管を収縮させ、心臓などの臓器がある身体の中心部に血液を集中させます。
これは体温を維持するための防衛反応で、これにより血液が行き届きにくくなった手足は冷たくなります。

冷え性の方は不眠症、睡眠不足になりやすいとも言われています。

私たちは睡眠に適した体温へと調節するため、眠る前には手や足から熱を放出しています。
眠そうにしている赤ちゃんの手を握るとあたたかいのは、この働きのためです。

ところが、冷え性の方はこの機能がうまく働かずに、ぐっすり眠ることが難しくなってしまうのです。

不眠症や睡眠不足は、自律神経を乱す原因となります。

人間の腸の働きは、自律神経によってコントロールされています。
そのため、自律神経のバランスが乱れることは、便秘の症状を引き起こす可能性にもつながります。

また、女性は妊娠すると、普段よりも便秘になりやすいことがわかっています。

妊娠すると、黄体ホルモンの分泌量が増加します。
黄体ホルモンは妊娠状態を安定させ、流産を防ぐ役割を持っている一方で、腸の働きを抑制する作用を持っています。
腸の働きが抑制され、排便を促すための腸の「ぜんどう運動」が弱まることで、便秘を引き起こしてしまうのです。

さらに、市販の便秘薬に含まれるセンナや大黄、アロエといった成分は、妊婦さんやお腹の赤ちゃんにとって好ましくない成分であるため、自己判断での使用は避けなければなりません。

お腹の赤ちゃんのことも考えると、できれば、身体に負担のかからない方法で便秘を解消したいもの。
食べ物の力を取り入れることで、自然なお通じを目指しましょう。

身体を温める食べ物のご紹介


野菜

私たちが普段口にする食材は「性質」を持っています。

身体を温める作用のある食べ物はそれぞれ「熱性」「温性」に分類されます。
「熱性」や「温性」の食材を取り入れることで、身体の中から「冷え」の改善を目指すことができます。

「熱性・温性」の食べ物一例…

・もち米
・アジ、イワシ、エビ
・にんじん、かぼちゃ、かぶ、たまねぎ、にら、しょうが、にんにく
・シナモン、唐辛子、 胡椒

身体を温める食べ物がある一方で、身体を冷やす食べ物も存在します。
便秘の症状がある方は、身体を冷やす食べ物をなるべく避けることも大切です。

身体を冷やす性質を持った「涼性・寒性」の食べ物一例…

・トマト、きゅうり、ナス
・そば、こんにゃく
・スイカ、いちご、みかん、りんご
・コーヒー

 

飲んでポカポカ!かぶとしょうがのスープ

身体を温める食材も、生野菜のまま摂取することはあまりおすすめできません。
冷えた身体をあたためるためには、温かい食事として取り入れましょう。

【かぶとしょうがの中華風スープ】(約2人分)

かぶ…中サイズ2,3個
しょうが…1かけ分(チューブの場合4cmほど)
中華スープの元(顆粒)…小さじ2
水…500ml
ごま油…小さじ1/2
白ごま…適量
塩・胡椒…適量

① かぶの皮をむき、くし切りにする
② しょうがを千切りにする、あるいはすりおろす
③ 鍋に水、中華スープの元を加え、ひと煮立ちしたらかぶ・しょうがを投入する
④ かぶがやわらかくなるまで煮る
⑤ 塩胡椒で味を調えたら火を止め、ごま油・白ごまで仕上げる

お好みでベーコンを加えたり、仕上げに溶き卵を加えるなどのアレンジも楽しめるレシピとなっています。

スープであたたまった身体であれば、夜もぐっすり眠ることができます。

朝食後のトイレを習慣づけて


また、あたたかいスープは、朝食にも最適です。
朝食をしっかり食べることで、便秘解消の絶好のチャンスを迎えることができます。

朝食を食べることで、「胃・結腸反応」という排便を促す反応が起こります。

たとえ便意を感じていなくても、朝食を食べたあとトイレに行く習慣をつけることで、身体に排便のタイミングを覚えさせることができ、便秘解消が期待できます。

妊娠後はどんどん体型にも変化が現れて、動くのがおっくうに感じる場合もあるかと思います。
しかし、便意を我慢してしまうと、腸内に溜まった便はどんどん水分が奪われ硬くなり、ますます排便が困難な状態に。

便秘を慢性化させないためにも、トイレの習慣づけを心がけましょう。

 

便もストレスも溜め込まず、イキイキとした毎日を



笑顔の女性

便秘の症状を抱えている状態は、決して気持ちの良いものではありませんよね。

特に妊婦さんの場合は、身体の変化に敏感です。
便秘の状態がストレスの原因になってしまうことも考えられます。

すでに出産経験のある先輩ママや自分のお母さんに、妊娠中の便秘解消術を聞いてみてはいかがでしょうか。
「便秘のことなんて話題にしづらいし…」なんてひとりで溜め込まず、気軽に相談してみましょう。

また、便秘でどうしても苦しいという場合には、自己判断で市販の便秘薬を使用するのではなく、産婦人科の先生にご相談ください。

便秘を解消して、毎日をイキイキと過ごしましょう!