妊婦さんも自然なお通じを目指しましょう!

2017.2.10

妊娠を機に、便秘がちになってしまったという女性はたくさんいらっしゃいます。

「これまで便秘なんてなったことないのに…」
「私だけだったらどうしよう…何かの病気なのかな?」

妊娠中の便秘に悩んでいるのは、あなただけではありません。
ちゃんと、妊婦さんが便秘になりやすい理由があります。

 

妊婦さんが便秘がちになってしまう理由

 

女性は妊娠後、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増加します。

黄体ホルモンとは、女性ホルモンのひとつで体温を上げたり、受精卵の着床を助けるといった働きがあります。

妊娠状態を安定させ、流産を防ぐ役割を持っている黄体ホルモンは妊娠と出産には欠かすことのできないホルモンです。

一方で、黄体ホルモンには腸の動きを抑制する作用があります。

これが、妊婦さんが慢性的な便秘に悩まされてしまう原因のひとつです。

腸の機能が抑制されることで、便を排出させるためのぜん動運動が弱まり便秘へとつながってしまうのです。

また、辛い「つわり」の症状に悩まされている方もいらっしゃると思います。

便意を催して排便に至るまでには、一定の量の便が必要です。

しかし、「においづわり」や「吐きづわり」の症状がある場合食べ物を口にするどころか、においさえ受け付けられず、食事そのものから遠ざかってしまうことがあります。

食事量が減ったことにより、便の量も減少することで便秘を引き起こしてしまいます。

妊婦さんが自然なお通じを目指すためのポイント


リラックスする妊婦さん

ホルモンの働きなどにより、便秘になりやすい妊婦さんですが便秘はそもそも、多くの女性が頭を悩ませている症状です。
妊娠前から便秘ぎみだったという方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

中には、市販の便秘薬や下剤を買って服用していた方もいらっしゃると思います。

しかし、妊娠中の身体の状態は、妊娠前までとは異なります。
自己判断で便秘薬や下剤を使用することは避けましょう。

便秘薬・下剤に含まれるセンナや大黄、アロエなどの成分は母体にも赤ちゃんにも好ましくない成分です。

「妊娠前からずっと飲んできた薬だし、大丈夫だろう」と自己判断で市販の便秘薬を使用するのはNG。
便秘でどうしても苦しい場合には、必ず産婦人科の先生に相談しましょう。

また、便秘の慢性化を予防するためにも、自然なお通じを目指すのがいちばんです。

妊婦さんが自然なお通じを迎えるために、日頃の生活の中で気をつけるべきポイントをご紹介します。

 

朝のトイレを習慣づける

排便に最適なタイミングというものがあります。
それは朝食を食べたあとです。

朝食を食べることで「胃・結腸反射」という、排便を促す反応が起こります。

朝食のあとには、かならずトイレに行きましょう。
たとえ便意がなくとも、便座に座ることで身体に排泄のタイミングを覚えさせることができます。

また、妊婦さんの中には、つわりの症状のために固形物の摂取が難しいという方もいらっしゃると思います。
その場合には、湯飲み一杯分の白湯(さゆ)を飲むことでも胃腸が刺激され
排便を促す手助けとなります。

 

適度な運動を取り入れる


掃除機をかける妊婦さん

妊婦さんにとって激しい運動は禁物ですが、無理のない範囲で、毎日身体を動かしましょう。

便秘解消には、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的ですが家事・掃除だって立派な運動です。

掃除機をかけながら部屋の中を一周するだけでも運動になります。

また、便秘解消のための運動は、出産時の体力作りにも一役買ってくれますよ。

 

便秘に効果的な食材を摂取する


飲むヨーグルト

自然なお通じの手助けをしてくれる食材を、積極的に取り入れましょう。

最近では、便秘解消のためのレシピも豊富に公開されていますよね。

しかし、ひとたび「料理」になってしまうと、作り続けることが苦痛に感じられてしまいます。

手軽に摂取することのできる食材を選んで、自然なお通じをサポートしてあげましょう。

便秘解消に効果的な食材として、

・ビフィズス菌と乳酸菌が含まれるヨーグルト
・食物繊維が豊富なプルーン

が挙げられます。

つわりがひどく、固形物に抵抗のある妊婦さんにはドリンクタイプのヨーグルトがオススメです。

 

便意を我慢しない

妊娠後は、身体にもどんどん変化が現れてくると思います。

身体が思うように動かない、動くのがおっくうに感じられる、などの理由から、トイレを我慢されてしまう方もいるのではないでしょうか。

便意を我慢すると、腸内には便が留まり続けることに。
すると、便は腸に水分が奪われ硬くなり、ますます排泄が難しい状態となってしまいます。

便秘の悪循環を引き起こさないためにも、便意を感じたタイミングでトイレに行きましょう。

 

ひとりで悩まずに、周りに相談することも大切です


会話する親子

便秘の状態がストレスの原因となってしまうことも。

便秘は、誰でもなり得る症状のひとつです。
まして妊婦さんは、女性ホルモンの影響を受けて便秘になりやすくなっている状態。

「便秘のことで相談なんて…」と思わずに、気軽に産婦人科に足を運んでみましょう。

また、すでに出産を経験している自分のお母さんや先輩ママに便秘解消の秘訣を聞いてみることもひとつの手段。
ひとりで悩まず、自然なお通じを迎えるための大切なポイントです。


便秘解消のための行動を生活の中に取り入れて、自然なお通じを目指しましょう!