苦しいのは人間だけじゃない!猫も便秘に悩みます

2016.11.18

トイレ掃除の時間になったけれど、あれ?今日はトイレが出てないみたい。
翌日も便がなかったし、猫の様子もいつもと違うな…。
まさか、これって…。

そう、猫も人間と同じように、便秘になることがあるんです。

便秘に悩んだことのある方ならおわかりかと思いますが
何日もお通じがない状態は非常に苦しく、
日常生活に支障をきたすほどのストレスにもなってしまいますよね。

便秘の苦しみは、人間も猫も同じなんです。

こんな様子は、猫が便秘で苦しんでいるサイン

猫の便秘の症状としては、以下のものが挙げられます。

・1日に何度もトイレへ行く
・トイレで踏ん張っているけれど、なかなか便が出ない
・いきんでいるときに様子の違う鳴き声を上げる
・便が出ても少量だったり、細い便である
・お腹にタッチされるのを嫌がる
・食欲不振、嘔吐

猫の左下腹部にゴツゴツとした手触りを感じるときは
便が溜まり、便秘状態になっている証拠です。
苦しい状態であることを、
ひっきりなしに鳴いて伝えようとする猫ちゃんもいます。

猫は人間のように、言葉で説明することはできません。
猫ちゃんの健康状態はトイレから知ることができます。
何かあったときにすぐ気がついてあげることができるよう、
普段からよく観察してあげてください。

猫が便秘になってしまう原因

猫が便秘になってしまう原因としては、

・食生活の偏り
・水分不足
・肥満や老化などに運動不足
・腸の機能の低下
・肛門に傷がついている

などが主に挙げられます。

毛づくろいの際にたくさん飲み込んでしまった毛が
胃の中で絡み合い毛玉となってしまった場合、
毛球症になってしまう猫ちゃんもいます。
この毛球症も、便秘を引き起こす原因のひとつです。

また、ストレスも便秘の大きな原因です。

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私たち人間も、ストレスを感じることにより
腸の動きを管理している副交感神経の働きが悪くなって
便秘の症状へとつながることがありますが、
猫にとってもストレスは、便秘の原因となるんです。

あたらしいトイレの砂が気に入らなかったり、
引越しや模様替えなどによる環境の変化や
同居するほかの猫ちゃんとの喧嘩などが
猫のストレスになっていると考えられます。

便秘が進行すると、「巨大結腸症」を発症してしまう恐れもあります。
巨大結腸症とは、便が溜まることにより結腸が膨らみ、
排泄促す働きである腸のぜん動運動が低下してしまい
さらに重度の便秘に悩まされてしまう症状のこと。

また、腸内で硬くなった便の隙間を通り抜けて水分や粘液が排出され
下痢のような便がトイレの砂に見られることもあります。
このような便の様子を見て、飼い主さんは
便秘ではなく下痢の症状であると勘違いしてしまう可能性も。

重症になる前に対策を!

便秘が長く続き、猫が苦しそうな場合には、
動物病院で獣医の方に診てもらいましょう。

便秘を引き起こす、他の病気が隠れていることも考えられます。

vet checks the health of a cat in a veterinary clinic

つらそうな猫の便秘をすぐにでも和らげるためには、
猫ちゃんのお腹を「の」の字にやさしくマッサージしてあげることで
ガス抜きのお手伝いをしてあげることができます。

また、エサに油分を混ぜてあげるのもひとつの手。
オリーブオイルや無塩バターを、スプーン1杯ほど与えることで
便の排出がスムーズになることが期待できます。

食生活や水分補給に心当たりがない場合、
ストレスの原因を探って、解消してあげることも大切です。

最近の環境の変化で何か思い当たることはないか、
猫にストレスを与えてしまうような構い方をしてはいないか…。

猫ちゃんとの暮らしを今一度、思い返してみてください。

猫の便秘を見極められるのは飼い主さんだけ

Asian Woman play with her kitten

猫は人間のように自分で病院に行ったり、
薬を買ってきて便秘を解決することができません。
飼い主であるあなたにしか、猫ちゃんの便秘は発見できません。

「たかが便秘」と言って猫の便秘をそのまま放っておくと、命に関わることも。

マッサージやブラッシングなど、毎日猫ちゃんと触れ合うことによって
便秘などの異常をいち早く察知することができますよ。

猫だって、便秘を抱えたままでは
飼い主さんに遊んでもらうことを、十分に楽しむことができません。
便秘のお悩みを解決して、
ご機嫌な猫ちゃんといっしょに楽しく暮らしてくださいね。