あなたに合った便秘薬の選び方、教えます!

便秘の状態に合わせた便秘薬の服用
2017.1.16

便秘と一言で言っても、様々な状態があることはご存知でしょうか。

また、便秘薬にもいろいろな種類があります。
便秘解消法に悩んでいる方は、自分に合った適切な便秘薬のことを知り、活用していただきたいと思います。

今回は便秘の状態とそれに合った適切な便秘薬の選び方についてご紹介いたします。

便秘の種類は大きく分けて7種類あります。
そのうち多くの人に当てはまるのが、常習性(習慣性)便秘です。
これには「弛緩性便秘」「痙攣性便秘」「直腸性便秘」の3種類があります。

この常習性(習慣性)便秘を改善するには、まずは食事時間や内容の改善、運動療法、排便習慣の改善により排便リズムの回復を目指しましょう。

 

弛緩性便秘には刺激性下剤

intestine_illust_003

弛緩性便秘とは、腸のぜん動運動が弱まり、便意を感じにくくなることが原因で起こる便秘のことです。
普段排便をする時には、ぜん動運動により便が腸の中から肛門の方に押し出されます。
チューブの容器に入ったものを押し出すのと同じイメージです。

押し出す力が弱まれば、当然便は外に出なくなってしまいますよね。
そのため、便秘になってしまうのです。
この便秘は生活習慣の乱れや加齢などが原因で起こり、便秘の原因の大部分を占めると言われています。

この便秘を解消するには、まずは玄米などの精製されていない穀物や野菜、きのこ、海藻、豆類など食物繊維の多いものを摂り、適度な運動をすることが大切です。
それでも便秘が解消できない場合には、ぜん動運動を活発にする便秘薬が良さそうですよね。
それが「刺激性下剤」と呼ばれる便秘薬です。

刺激性下剤は腸に直接刺激を与え、ぜん動運動を活発にしてくれます。
ぜん動運動が弱くなっていた腸も、刺激性下剤の応援によって元気を取り戻すのですね。
刺激性下剤の成分は、アロエ、センナ、大黄、ビサコジルなどに含まれます。

注意点としては、長期的な使用には向いていませんので、便秘によってどうしてもお腹が張って苦しい時や、一時的に便秘になってしまった時など短期間だけ服用するようにしましょう。

また、この便秘薬を妊娠中の方が服用すると早産や流産の可能性があるので、妊娠中の方や妊娠しているかもしれない方は服用しないでください。
また授乳中の方も、母乳に薬が移行して赤ちゃんが下痢になる可能性がありますので、服用しないでください。

 

痙攣性便秘には塩類下剤

 

intestine_illust_006


痙攣性便秘とは、自律神経が乱れて腸が緊張状態になり、ぜん動運動が強すぎることで腸が痙攣を起こしてしまう便秘のことです。
腸が痙攣してしまうと便が出にくくなってしまい、その結果便秘になってしまいます。

この便秘の特徴は、便は硬くウサギの糞のようにコロコロになり、残便感も残りやすいことです。
この便秘は心理的ストレスが背景となっている場合が多く、規則正しい生活、朝食後の排便、運動などを習慣づけることが大切です。
胃粘膜を刺激するカレーやからし、ワサビなどの刺激物も控えた方がよいでしょう。

それでも改善されない場合には、「塩類下剤」を服用することがおすすめです。
塩類下剤は、腸の水分量を増やすことにより便を柔らかくし、排便を促します。多めの水と一緒に服用すると、より効果的です。
塩類下剤には、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムが該当します。

直腸性便秘には膨張性下剤

 

intestine_illust_009


直腸性便秘とは、便意を我慢することが続き、次第に便意を感じなくなってしまう便秘のことです。
詰まる場所が大腸ではなく直腸なので、直腸性便秘と呼ばれています。ちなみに、詰まる場所が結腸の場合は結腸性便秘と言います。

大腸に比べて直腸の方が太いので、この便秘になると溜まる便も太くなり、硬さもあるので、排便が困難になってしまいます。
場合によっては切れ痔になってしまうこともあるので、早めに解消したいですね。

まずは朝食後にトイレに行く時間を習慣づけて、腹式呼吸や毎日30分以上のウォーキングが効果的です。
また、食物繊維を1日20~25gほど摂取することも大切です。
それでも改善できない場合には、「膨張性下剤」がおすすめです。多量の水分を含んで膨張し、排便を促す効果があります。

他にも、このタイプの便秘では、便が肛門の近くに溜まっていることが多いので、座薬や浣腸を使うのもおすすめです。
浣腸剤を肛門から注入すると、便が腸の壁から滑りやすくなります。

ただし、浣腸は癖になるので使用する際には注意が必要です。
浣腸に頼ってばかりいると、浣腸の刺激を感じた時にしか、排便できなくなってしまいます。
緊急の時などに一時的に使うに留めて、使いすぎないようにしましょう。

 

「昭和便秘のおくすり」で便秘を解消


便秘の状態に合わせて便秘薬を選ぶことが重要だということが、お分かりいただけたかと思います。
便秘に悩まされている方は、自分に合った便秘薬を選んでいただき、排便のリズムを作っていくことも選択肢の一つです。

昭和製薬が開発した「昭和便秘のおくすり」は、大黄が含まれた刺激性下剤の便秘薬です。
大黄の働きで排便を促しつつ、「生姜」と「芍薬」という2つの成分が、大黄の働きをサポート。
生姜が体を温め、芍薬が緊張状態の腸をほぐす役割があります。
弛緩性便秘で便秘解消方法にお悩みの方は、「昭和便秘のおくすり」をお試しください。

「昭和 便秘のおくすり」は、医薬品です。
用法・用量を守り、使用上の注意をよく読んでお使いください。

 

薬剤師 木全