便秘外来とは

2017.5.29

 

便秘外来とは


便秘というと、体の不調としては比較的ありふれたものです。
しかし近年では、大腸ポリープや動脈硬化などの病気と関連があると認知されてきました。
そのため、便秘の専門外来を設けている病院もふえてきています。

長期にわたって便秘に悩まされている方や、どうすれば解消できるのか分からない、という方は一度専門の医師に相談することをおすすめします。

 

便秘外来では何をする?


問診


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通常の診療科と同じように問診があります。
大まかには以下のようなことを聞かれます。

便秘の状態について
・便秘が始まった時期
・便意はあるか(便秘薬を服用しない状態で)
・便秘薬を使っている場合、服用期間や頻度
・お腹の張りはあるか
・腹痛がある場合、痛む場所や頻度

便の状態について
・便の色や形
・血便は出るか

食生活について
・朝食は摂っているか
・食事の量
・食事の内容(野菜や果物、きのこ類、肉類の摂取量など)
・ダイエットはしているか


触診や聴診

お腹の張り具合を見たり、手や聴診器で触れたりして、便が溜まっている場所や腸がどの程度活動できているかを診ます。
この段階で、便秘のタイプや進行状況を推測することができます。


検査 

検査の内容は病院によって異なりますが、血液検査や腹部X線検査、大腸内視鏡検査などを行います。
病気が原因で便秘になっている場合は、この段階で知ることができます。
便秘外来へ行くたびに毎回検査するということはありませんが、一度は検査を受けることをおすすめします。
以上の結果をふまえて、症状に適した便秘薬を処方されたり、食生活の改善を具体的に指示されます。

便秘外来に頼るのが良い理由


どんな病気でもそうですが、便秘の解消法についても、専門の医師に判断を任せるのが安心です。
何が原因で便秘になっているか分からず、素人判断で対策していると、それが逆効果だったと後になって分かることもあるかもしれません。
慢性的な便秘に悩んでおり解消法が分からないという方は、ぜひ一度便秘外来の受診をおすすめいたします。

医師は基本的に「患者が医師の指示を守っていること」を前提に治療を進めていきますから、患者の方は次回の通院日に経過を報告するようになります。
自分ひとりで生活習慣を改善しようとするよりもスケジュールが明確になり、「便秘を解消しよう」という意志がより持続するのではないでしょうか。

便秘外来なんて聞いたことがない、という方もいらっしゃると思います。
胃腸科に設けられていることが多いので、インターネットなどでお近くの病院を探してみるといいかもしれません。


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ここまで、便秘外来についてご説明してきましたが、近くに便秘外来がなく、どの病院を受診したらよいか分からない方もいらっしゃると思います。

また、便秘外来に行くのは恥ずかしいという気持ちからなかなか受診できないということもあるのではないでしょうか?

会社や学校を休んで診察を受けたくても、便秘というデリケートな事情は話しづらいかもしれませんね。

ただ、原因のわからない便秘を放っておくことは体によくありません。
慢性的な便秘の方や、普段と同じ生活で便秘知らずだったにも関わらず、突然便秘になった等の場合は、原因を見つけてそれを解決することが大切です。

便秘の原因がよくわからないという方には、便秘外来もしくは消化器内科医などの医師に一度相談することをおすすめします。




薬剤師 木全