便が出やすくなる!トイレでの姿勢を見直そう 

2017.6.26

便秘の方の中には、排便時にお腹にものすごく力をいれて、苦しいくらいにいきむ方もいるようです。無理な姿勢でいきむことにより、肛門に負担がかかり痔になってしまう可能性もあります。

普段、なかなか排便時の姿勢について教わることはありませんよね。
そのため、間違った姿勢で排便している方がたくさんいるかもしれません。

排便時の姿勢を変えるだけで、便が出やすくなったり、肛門への負担を抑えることができます。
今回は、便が出やすくなる姿勢のことなどをご紹介しますので、是非参考にしていただければと思います。

トイレで前かがみに座る


実は、洋式トイレよりも和式トイレの方が排便しやすい姿勢なのです。
日本人に便秘が増えた原因の一つに、トイレの形が和式から洋式に変化したことが挙げられるほどです。
それだけ、正しい姿勢での排便が大切なのですね。

洋式トイレで和式トイレのような姿勢をとるためには、前かがみになることが必要です。前かがみになると、排便しやすくなります。
普段、直腸と肛門は一定の角度を保ち、簡単には便が移動できないようになっています。
この一定の角度のことを「直腸肛門角」と言います。

排便の時にはこの直腸肛門角の角度が開くことにより、スムーズに便を押し出すことができるのです。
前かがみの姿勢になると、より直腸肛門角の角度を開くことができ、排便しやすくなるのです。

ポーズのイメージとしてはロダンの「考える人」のポーズです。 この姿勢で一度試してみることをおすすめします。

 

姿勢をとりながらできること


先ほど、前かがみの姿勢をとると排便しやすい、とお話ししましたが、より排便を促す方法があります。

それは、前かがみになったままの状態で
・かかとを上げる。
・下腹や脇腹に手を当てて圧をかけながら、深呼吸をする。
の2つです。

かかとを上げると、より直腸肛門角を緩めることができます。
下腹や脇腹に手を当てて、圧をかけながら深呼吸するのは、いきみ過ぎを防ぐために効果的です。
ずっといきんでいるよりも、緩急をつけることで排便しやすくなるのです。

トイレの前に台を置く


道具を使う方法としては、トイレの前に台を置き、そこに足を乗せながら排便する、という方法があります。

足の角度をつけることにより、より和式トイレのような姿勢に近づけるのです。
ホームセンターなどに売っている小さめの台で構いませんので、こちらも試してみてはいかがでしょうか。

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いきむ時間は3分まで


いくらいきんでも排便できないからといって、無理をしてはいけません。痔の原因にもなりえます。

出ない時には無理して出そうとせず、次の便意を待つことも大切です。

「トイレでの姿勢に気をつけても便秘が解消できない。」
「早く便秘を解消したい。」という場合には、便秘薬を使ってみることも選択肢の一つです。

便秘のままでいると苦しいですから、便秘薬を上手に使い、まずは便秘を解消してみてはいかがでしょうか。
昭和製薬が開発した「昭和 便秘のおくすり」は、腸の動きをサポートします。大黄、芍薬、生姜という3つの生薬の働きにより、便秘改善の効果が期待できます。
便秘の解消方法にお悩みの方は、ぜひ一度お試しください。

 

薬剤師 木全