便秘を併発する病気その3「糖尿病」

2016.7.11

糖尿病とは?

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糖尿病は、インスリンという血糖値を下げるホルモンが減少したり、または機能が低下することで高血糖が続く病気です。

その病名の通り、尿から甘い匂いがするという独特な症状があります。
経験のない方にはなかなか想像しづらい症状だと思いますが、なぜ、こんな状態になるのでしょう。

私たちは、日々の食事を通して、体が活動するのに必要なエネルギーである糖質を摂っています。ご飯やパンなどの炭水化物は、消化される過程でブドウ糖になります。

血液の中のブドウ糖の量を表す値が、血糖値です。
インスリンは、ブドウ糖を血液から全身の細胞へ取り込み、脂肪や筋肉に蓄えることで、血糖値を下げる働きをします。

インスリンの量や働きに問題があり血糖値が高い(高血糖)状態が続くと、尿に糖質が溶け込むことがあり、甘い匂いがするようになるのです。

ちなみに、糖尿病は遺伝する病気だと思われがちなのですが、必ずしもそうではありません。

家族で糖尿病になる場合、原因は食生活をはじめとした生活習慣が似通っているためだとされています。

 

便秘とどんな関係があるの?

便秘になると、インスリンをつくるすい臓の機能が低下することがあります。これによって血糖値が高くなり、糖尿病につながる場合があります。

また、糖尿病の合併症のひとつに、神経障害があります。

私たちの生命活動を維持するために常に働いている、自律神経という神経がありますが、これが高血糖によってダメージを受けることがあります。
これにより、胃や腸の動きをつかさどっている副交感神経がうまく働きません。

自律神経の乱れが続くと、大腸が正常な働きができなくなり、便秘や下痢を繰り返す症状が出ることがあります。

糖尿病の基本的な治療として食事制限がありますが、食生活を変わることも、便秘の原因のひとつです。


便秘と糖尿病は、お互いに作用しあう関係だといえますね。

便秘薬のサポートですっきり解消

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すでに病気を患っている方が、さらに便秘の症状にも悩まされることになると、つらい気持ちがあるのではないでしょうか。

生活習慣を改善するのが難しい、もっと早く解消したいという場合、便秘薬を使うのも効果的です。

持病をお持ちの方は、便秘薬と今飲んでいる薬との相性もありますので、服用する前に医師に相談しましょう。
効果が期待できそうであれば、ぜひ「昭和便秘のおくすり」をお使いください。

 

薬剤師 木全