便秘の原因その7「病気」

病気による便秘
2016.7.8

便秘の原因の一つに「病気」が挙げられます。
便秘には様々な種類がありますが、この病気が原因の便秘のことを「器質性便秘」といいます。

器質性便秘に対し、生活習慣などが原因の便秘を「機能性便秘」といいます。
この機能性便秘は、便秘の原因となっている生活習慣などを改善すれば治る見込みがあるのに対し、
器質性便秘は、病院で診てもらわない限り良くなることはありません。
ですから、器質性便秘の可能性がある場合には、早急にかかりつけの医師または専門の医師に診ていただきましょう。

病気で便秘になる?

器質性便秘になる病気は、大きく分けて5種類に分けられます。

①腸の癒着や狭窄が起こる病気
②腫瘍による圧迫
③自律神経の乱れによる、腸の運動の乱れ
④腸の炎症
⑤その他の病気

この5つです。
便秘の原因になる病気はいくつかあるので、主なものをいくつか挙げていきます。

大腸がん、大腸ポリープ

大腸がん大腸がんや大腸ポリープが原因で便秘になっている場合があります。
大腸がんになると腫瘍ができますが、その腫瘍が腸を圧迫することにより、
腸の動きが鈍くなるので便秘になってしまいます。
大腸ポリープが大腸にできてしまうと、
ポリープが腸を狭くすることにより便の通りが悪くなってしまいます。
それにより便秘になってしまうのです。

腸閉塞

腸閉塞とは、腸が詰まってしまう病気です。
最初は単なる便秘だと思っていたら、実は腸閉塞だった、ということもあります。
便秘のほかにも、激しい腹痛や吐き気が急激に起きたら腸閉塞の可能性があるので、
速やかに病院に行くようにしてください。

過敏性腸症候群

近年、過敏性腸症候群の方が増えていると言われています。
過敏性腸症候群は、ストレスが原因の病気です。
ストレスにより腸のぜん動運動が乱れることで、便秘と下痢を繰り返したり、
便秘だけ、下痢だけ、が続いてしまったりします。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫とは、卵巣に良性の腫瘍ができる病気です。
腫瘍が大きくなると直径20cmほどになることがあり、この腫瘍が腸を圧迫してしまうことにより便秘になってしまいます。

器質性便秘の主な症状

お腹の激しい痛み自分の便秘が、器質性便秘なのか機能性便秘なのか、自分ではなかなか判断が難しいですね。
もちろん、病気により症状に違いがありますが、
以下のような症状が便秘と一緒に現れることが多いと言われています。
このような時には、器質性便秘を疑い病院にかかった方が良いかもしれません。

・激しい腹痛
・吐き気、嘔吐
・血や粘液混じりの便が出る。
・発熱
・生活は何も変わっていないのに、急に便秘になった。

命に関わる病気の可能性もありますので、自己判断はせずに病院に行きましょう。

器質性便秘の場合には病院に行きましょう。

冒頭でもお伝えいたしましたが、器質性便秘の場合には病院での治療が必要になります。
自己判断せずに、病院に行き治療を受けるようにしましょう。

機能性便秘の場合には、生活習慣の改善で良くなる場合があります。
食事内容の改善をしたり、運動をしたりするなどしてみることがおすすめです。

薬を飲むただし、おなかが張って苦しいときや、頑固な便秘が何日も解消せず辛いときには、
我慢せずに便秘薬を使うことがおすすめです。
自力で何とかしようとしてしまう方もいらっしゃいますが、便秘のままでいる方が辛いことが多いのではないでしょうか。

昭和製薬では「昭和便秘のおくすり」という便秘薬を開発いたしました。
3つの天然生薬が腸の働きをサポートし、排便を促す効果が期待できます。
機能性便秘にお悩みの方は、便秘薬の力も上手に借りながら、便秘を解消していただければと思います。
もし、自分の便秘が機能性便秘なのか器質性便秘なのか自分で判断ができない場合は、
自己判断せずに、病院で診てもらうと安心です。

薬剤師 木全