「便秘専門」 薬剤師【監修】 子供の便秘解消法 小学生編

2016.7.14

子どもが便秘になったときには、どうやって便秘を解消させてあげるのがいいのでしょうか?

子どもだからこそ、薬に対しては非常に敏感な面もあることと思います。
原因やその対策、解消法を見ていきましょう。

子どもが便秘になる理由

解消法の前に、そもそも子供が便秘になってしまう原因をご存じでしょうか?

水分不足

ペットボトルを持っている女の子

子どもは運動量が大人と比べて非常に多いので、
排便時に必要な便の水分が不足してしまいがちです。

また、子どもは、大人よりも体が小さいですが、
汗が出る皮膚の穴の数が大人と同程度あります。
なので、比較してみると子どもの方が汗をかく量が相対的に増えます。

子どもに必要な水分は、幼ければ幼いほど多く摂取する必要があります。
水分が不足しないように、日常的に摂取するよう心がけさせてあげましょう。

ストレス

子どものストレスは、大人からすると、非常に気づきづらいものです。

例えば、

・褒めてもらえない
・怒鳴られて萎縮してしまう。

など、小さなことが積み重なってしまうと、ストレス性の便秘になってしまうことがあります。

ストレス性の便秘になると、排便時にコロコロとした便が出たり、下痢になってしまいます。
子どものお腹の調子を普段から気にかけてあげると、便秘や下痢の症状にいち早く気づけるかもしれません。
便秘になってしまった場合は、ストレスを感じている原因が何なのか、見つけてあげることが大切です。

トイレに行きにくい理由がある

01_トイレと泣く男の子

大人でも同様のことが言えるのですが、集団で生活している環境では、
周りの目が気になってトイレに行きづらいといった経験を、持っている方も
多いのではないでしょうか?
他にも、

・学校でトイレに行くと馬鹿にされる気がする
・夜にトイレに行くのが怖い
・楽しいことに夢中になって行くタイミングを逃す

など、我慢してしまうことが原因となり、便秘になってしまうパターンもあります。
外出先や学校でトイレに行かない習慣が付いてしまうと、便意を我慢してしまうことが増える
ので、腸の便意を感じる力が衰えてしまう可能性があります。
そうなってしまうと、成長して大人になってからも、排便がうまく行えなくなってしまいます。

ですので、子どものうちから、トイレは恥ずかしくないものだということを、認識させてあげておくといいかもしれません。

病気になっている

子どもうちは、免疫力が低いことも多いので、風邪を引いたりすることもあります。
風邪を引いていると、体温が上がり脱水症状になりやすいので、便の水分が不足して、便が出にくくなってしまいます。

また、風邪薬を飲んでいると便秘になりやすくなるのをご存じでしょうか?
風邪薬の成分には、腸の働きを抑える効果がある成分もあるので、薬を飲んでいる時は、無理に便秘を解消しようとせず、まず風邪を治してから、便秘の対策をするようにしましょう。

薬での解消方法

便秘薬の服用

子どもが便秘になってしまう原因について話してきましたが、
もし、便秘になってしまった場合は、

・水分をしっかりと摂取させる
・ストレスを解消させてあげる
・トイレに行く習慣をつけさせ、我慢をさせないようにする
・病気になった時には、病気を先に改善させる

といったことが重要になります。

しかし、こういった対策を行っても、食生活などが原因で便秘が解消できないこともあります。
そんな時は小児科医に相談する事をおススメします。
基本的に子供はまだ自分の体調についてちゃんと主張できませんので、なかなか便秘1つとっても大人がしっかり把握するのは難しいです。

しかし、小児科医は子供の体調の変化についてよく知っています。
なので、便秘に対しても適切なアドバイスをもらえます。

また、便秘薬に頼ることになっても
その子供の症状に最適な便秘薬を処方してもらえるので安心です。 子どもの便秘を解消したい時には、子どもの心とからだに寄り添った対策が大切です。