便秘の状態によって最適な便秘薬を選びましょう

2016.7.11

便秘にも様々なタイプがあります。
自分の便秘の状態を知り、適した便秘薬を選ぶことができれば、便秘の解消に繋がります。
まずは、どのような便秘があるのか見ていきましょう。

 

弛緩性便秘

 

弛緩性便秘とは?

便秘の時の腸

弛緩性便秘は、日本人の便秘で一番多いと言われているタイプです。

大腸のぜん動運動が弱いため、途中で便が止まってしまい、大腸が便を放置している状態なのです。

ぜん動運動を歯磨き粉のチューブで例えてみます。

チューブの中身が出てこないとき、チューブをぺたんこに潰して絞り出したり、逆に膨らませて空気の力で押し出そうとします。この潰したり膨らませたりする動きが、腸でいうぜん動運動です。

弛緩性便秘の人はどんな便秘薬を飲めばいい?

弛緩性便秘の原因は腸の働きが鈍っていることですから、腸を刺激して便を押し出す薬が
効果的です。主成分は、生薬系の便秘薬でよく使われる「センナ」や「アロエ」、市販の便
秘薬に一般的に使われる「ビサコジル」などです。
ただし、腸に強い刺激を与え続けることは良くありません。

 

痙攣性便秘

痙攣性便秘

けいれん性便秘は、ストレスなど精神的な原因で自律神経が乱れ、交感神経が優位になりすぎることにより起こる便秘です。便が鹿のフンのようにコロコロした便になり、排便後も残
便感が残ってしまいます。

けいれん便秘の人はどんな便秘薬を飲めばいい?

けいれん性便秘に効果的なのは、便に水分を含ませて軟らかくしてくれる便秘薬です。

浸透圧の高い塩類が腸内に水分を引き込むことから浸透圧性下剤(塩類下剤)と呼ばれ、「酸化マグネシウム」などを主成分としています。けいれんによって部分的に細くなった腸でも、硬かった便を軟らかくすることで通り抜けやすくなります。

また、けいれん性便秘の方は、腸を刺激する便秘薬の服用は避けた方が良いでしょう。

腸が動きすぎていることにより便秘になるのですから、腸に強い刺激を与えるのは良くあ
りません。お腹の痛みが強くなり、排便できてもすっきりしないことが多いです。使い続け
ることでどんどん頑固な便秘になっていってしまうこともあります。

また、便のかさを増やす便秘薬も、腸への刺激になりますからあまりおすすめしません。こ
ちらの主成分は「プランタゴ・オバタ種皮」などです。
便秘薬を買われる際は、成分表示を確認してみてください。

 

直腸性便秘

直腸性便秘

直腸性便秘は、排便を我慢することが多い人がなりがちな便秘です。

通常は、直腸まで便がきていると脳がトイレに行くサインを出してくれます。これがいわゆ
る便意です。

ところが、便意を我慢することが多いと、脳からのサインが弱くなり、便意を
感じにくくなっていきます。これにより、直腸に便がたまったまま渋滞を起こしてしまう状
態です。

次にトイレに行く頃には、便から水分が失われ硬くなり、ますます排便しにくくなっていま
す。

toilet_illust_003

 

直腸性便秘の人はどんな便秘薬を飲めばいい?

「プランタゴ・オバタ種皮」などを主成分とする、便のかさを増す便秘薬が効果的です。

便による腸の刺激を促し、自然に近い便意を起こりやすくします。我慢せずトイレに行くよ
うになることで、排便リズムを取り戻すことが期待できます。

また、便の滑りを良くして排出しやすくする便秘薬もおすすめです。

直腸性便秘の方には、無理な刺激で便を押し出すと肛門の裂傷を起こしやすいので、それを防げる便秘薬を使っていただくのが望ましいです。

まとめ

ここまで、様々な便秘について書いてきましたが、ご自分の便秘の状態を見つけることがで
きたでしょうか。

日本には弛緩性便秘の方が一番多く、便秘薬もそれに対応した腸を刺激するタイプの便秘
薬が多く市販されています。その中からどんな便秘薬を選べばよいかわからないという方
には、「昭和便秘のおくすり」をおすすめしたいと思います。

「昭和便秘のおくすり」は、生薬系の便秘薬に多く使われる「大黄」で腸を刺激します。

この大黄のはたらきによって起こる腸の冷えや緊張を「生姜」と「芍薬」と言う成分でやわら
げます。天然の素材のみを、便秘の解消に必要な量だけ配合することにこだわり、からだの
負担を抑えられるよう考えてつくられています。

また、粉薬(細粒)ですから、便秘の症状に応じて飲む量を調整できます。初めての方でも
少量から効果を確かめていただくことができるので、「便秘薬が効きすぎて怖い」といった
心配も少ないのです。

「昭和便秘のおくすり」を上手に使い、健康な排便リズムを取り戻しましょう。

薬剤師 木全